有限会社 トーヨー精工

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BBQ

営業部の森です!

暑い日が続きますが皆さまいかがお過ごしでしょうか。

私は7月末に城主幹にお誘いいただき、総勢6名で長野県某所の竜神の滝キャンプ場というところへ一泊二日の一足早い避暑をしてまいりました!

 

今回お邪魔した竜神の滝キャンプ場は山村のそのまた奥地にある昔遊んだ裏山の秘密基地のような所で、非常に自然の溢れたこじんまりとした谷間に御手水のような水場と大きめの公園にあるような綺麗なお手洗いだけが設えられたキャンプ場です。

そのほかには人の手がほとんど加えられておらず、側を流れる静謐な滝の音と木々のざわめきにゆったりとした時間を過ごせる大変静かで良いところです。

 

キャンプ決行日のお天気はなんとあいにくすぎる台風直撃予報で、2日間朝から夜までずっと雨!おでかけは控えてくださいとお天気お姉さんは残念そうな顔で言っていましたが、行ってみたらなんとびっくり。

恐らくキャンプ有志メンバーの中に強力な晴れ男晴れ女がいたのでしょう。

寝ている間しか雨が降りませんでした!

さすがに快晴とまではいきませんでしたが過ごしやすい薄曇りの中、私たちのキャンプは始まりました。

 

ところで最近のキャンプ用品ってずいぶん扱いやすくなっているのですね。

私のウン十年前の記憶ではテントを立てるのに一時間はあーでもないこーでもないと説明書をにらんで立ててはつぶしての繰り返し、ようやくテントがたった頃にはすっかりお腹も空いてまだご飯も炊けていないのか一緒にテント立てるの手伝ってたでしょうとぎゃいぎゃい言い合いながらカレーの用意をする……と、テント立てこそキャンプ! キャンプのメインイベントといえばテント建て! だったのですが、なんと今回のキャンプで立てたテントは支えの棒が4本だけ! ものの十分程で立派なテントが立ちました。

技術の進歩とはめざましいものですね。

 

順調にテントを立て終え次に取り掛かるは晩ご飯の用意。

買ってきた野菜を片っ端から切って切って切りまくり、わたしはおもむろに肉の塊に手を伸ばしました。

その肉はわたしの太い太ももとほとんど同じくらいの大きさで、しかし黒毛和牛と名を冠した素晴らしい出自のお肉様で、煌めく赤みに白いサシが美しく模様を描いたようするにめちゃくちゃ旨い肉なのですが、贅沢にもそれを串刺しにしてシュラスコのように某恐竜狩りゲームのようにじっくりこんがり回し焼くというじゃないですか。

スーパーでその企みを聞いた時から私の口にはよだれがいっぱいだったのですが、私はどうしてもその企みにもうひと匙いたずらを加えたかったのです。

そう、あれは小学生の頃父親に連れられたバーベキューでの一コマ。今回の黒毛和牛と同じように、贅沢にも私は肉を回し焼いた経験があるのです。あの時食べた肉の旨味といったら!

あの時は赤身でしたがただ塩をまぶした肉ではありませんでした。

肉に細かな切れ目を入れ、そこに生のニンニクを挟み込んで焼くと、えもいわれぬシンフォニーが生まれるのです。

あの味を知ってしまった私は、肉を回し焼くならばどうしても再現せねばならぬと考えました。

そうして皆からの制止が飛ぶ前に肉に刃を突き立てスッスッと切れ込みを入れ素知らぬ顔でニンニクをねじ込んでいきました。

実際にはスーパーで「えっお肉回して焼くんですか!? ニンニク入れていいですか! 挟んで焼くと美味しいんですよ!!」と嘆願して快諾してもらっていましたが。

全面にニンニクを差し込まれたお肉様は妖怪百目のようなあられもない姿になってしまいましたが、大丈夫!美味しいから! と私は半ば自分に暗示をかけ百目に棒が突き立てられ火にかけられるのを見送りました。

 

さあ準備は全て整いました。

 

宴の、開始です。

 

じうじうと焼けていく肉の香ばしい匂い。

したたり落ちる脂の音。

誰かがぷしゅりと缶を開け、ごくりごくりとあおります。

側ではパチパチと焚き火がはじけ、鍋の中では静かにカレーが出来上がっていきます。

 

「そろそろ味見してみよか!」

城主幹の一言に私の目が輝きます。

主幹がワイルドに包丁とトングを携えこんがりと茶色に焼けた黒毛和牛に対面し、その表皮にそっと刃を入れました。

筋に沿って刃を進め一枚、また一枚と削ぎ落とすと、表面はカリカリ、中はうっすらと赤みを帯びた最高のご馳走が目の前に現れました。

 

「ん! うまいなこれ!」

 

猫舌の私は少し遅れて肉を口に運びます。

ああなんて食欲をそそる匂いでしょうか!

舌に乗せた瞬間、表面にすり込んだパンチの効いた塩味が飛んできて、噛むとじゅわっと肉の脂が口いっぱいに広がります。

かりっとしているのにふわふわで、とろけるような旨味に私は思わず「旨っ!」と叫びました。

ほろりと柔らかくなったニンニクがより一層肉の旨さを引き出しています。

たまらず私もお酒をいただき後はひたすら肉が焼けては削いで食べ至福の時を過ごしました。

 

塊肉を食べ終える頃にはすっかり陽も落ちて、都会では味わえない真っ暗闇が辺りを包みました。

「空が曇っていなければ満点の星空でしたねえ」と総務の笠松さんが残念そうに仰います。

たしかにこれほどの暗闇であればさぞ素敵な模様が見られるでしょう。

むくむくと「次回」への期待が高まりました。

 

藤井主任に手伝っていただきながら、ランタンの灯りを頼りによい匂いを漂わせるカレーをよそいます。

お肉をふんだんに使ったカレーは野性味あふれた味わいでごろっと入ったにんじんは甘く、じゃがいもはほくほくの出来栄えです。

ルーは少ししゃばっとしていましたので、これは一晩寝かせて朝食べるのもまたよさそうだと思いました。

カレーをいただくうちに雨がぱらついてきましたので我々はテントの内側へと避難して、ぼちぼち就寝と相成りました。

大きなテントにみんなで雑魚寝です。

そうだ、寝酒をかたむけながら聞いた阿部課長の妖怪?話と笠松さんの怖い話は本当にぞっとしたので、興味のある方は聞いてみてください。

理解の及ばないものが一番怖いですよね……。

 

台風は寝ているうちに通り過ぎ、城主幹が身体を張ってくださったおかげで雨水でテントがぺちゃんこになることもなく無事に朝を迎えることができました。

目覚ましがなくとも一人また一人と自然に目が覚め(私が起きる頃には皆さんすでに起きていらっしゃいましたが)、昨晩のカレーと阿部課長の挽きたてコーヒーを朝食にいただきます。

昨日の雲空はすっかりと晴れ、なんとも清涼で清々しい朝がそこにはありました。

ひんやりとした空気、木々のざわめきと静かな川の音。

間違いなくここ数年で一番気持ちのよい朝です。

来る前は台風真っ只中での決行に怖気ついていたのですが、いやあ来てよかった。

誘ってくださった城主幹、ご準備くださった藤井主任、阿部課長。テキパキ一緒に料理してくださった笠松さん。

ずっと気さくな雰囲気で会社メンバーで来たキャンプとは思えないほどリラックスできました。

とっても素敵な休日をありがとうございました!

 

またぜひお誘いいただけると嬉しいです!

(この一ヶ月後ブログ日記を書き終わる前に今度は埼玉のキャンプ場へ連れて行ってもらいましためちゃくちゃ楽しかったです。)